歯の1本の価値はいくら?

みなさん、こんにちは。

菊水アロー歯科です。

 

いよいよ来週7月21日から、夏の風物詩さっぽろ大通ビアガーデンが始まりますね。

ここ数年はコロナ禍でビアガーデンや夏のイベントを楽しめなかった方もいらっしゃるかと思います。

大通公園に活気が戻ると思うとわくわくします。

ビアガーデンに行く予定をしている方は、ぜひ楽しんでくださいね。

 

さて、今回は『歯の価値』について考えてみたいと思います。

みなさんは、歯1本がいくらくらいの価値があると思いますか?

10万円?20万円??

人によって歯の価値の捉え方は、様々だと思います。

 

 

実は以前の裁判で

「歯1本の価値は100万円」

というの判決が出ています。

これを「高い!」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、本当に高いのでしょうか。

 

 

歯を失った場合、噛めなくなる、見た目が悪くなる、など生活に様々な弊害が生じます。

それらを改善するため、入れ歯ブリッジインプラントといった治療を受けなければなりません。

 

入れ歯やブリッジだと残っている他の歯に対して負担がかかって、寿命を短くしてしまうことになります。

また噛むことができる力は、入れ歯だと元の歯の10~30%、ブリッジだと60%しかありません。

それに、手入れにも手間がかかってしまうことになります。

 

インプラントの場合、他の歯に負担がかかりにくいですが、

保険が効かず治療費が高額になってしまいます(40~80万円程度)。

手術を伴いますので身体への負担もかかりますし、治療期間が長くなるために時間の面でも負担を伴います。

 

しかも、それだけの高い金額や時間をかけたとしても、噛むことができる力は元の80~90%程度です。

現代の医療ではいくらお金をかけても、

元の健康な歯と同じように戻すことができる治療法というものはないということです。

そう考えると、1本100万円というのは安すぎるのかもしれません。

 

歯を失う二大原因は『むし歯』『歯周病』です。

特に歯周病は痛みがなく進行するので、症状が出たときにはかなり進行してしまっていて、

歯を抜かざるを得ないことになってしまいます。

 

 

「失って初めてその価値に気づく」ということも多くありますが、

失った歯は元に戻すことができないという認識を皆様に持っていただき、

日頃からお口の健康に気を付けていただければと思います。

 

定期的に歯科に通うことで、むし歯や歯周病の早期発見につながります。

最近歯医者さんに行ってないなと思った方は、ぜひ受診をしてくださいね。

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