歯の寿命と身体の寿命の関係
こんにちは。アロー歯科です。
新しい1年が始まりましたね。
お正月休みも終わり、すでに学校やお仕事といった日常生活がすっかり戻った頃かと思いますが、
たくさん休んで、たくさん食べ、元気になった体でこの1年を健康に過ごしましょう!
さて、そんなお正月といえば、皆さんのご家庭で「おせち料理」はご用意されましたか?
おせち料理に使われる食材には、それぞれに「おめでたい意味」や「縁起をかついだ長寿の願い」などが込められており、
昔から多くの人々が、健康に長生きできるように願っていたということがよく分かりますね。
ところで、
そんな「身体の寿命」とは別に、
「歯」には「歯の寿命」があるということはご存じでしょうか。
実は、私たち人間は80歳を迎えるまでにたくさんの歯を失ってしまうため、
生涯自分の歯だけで食事を楽しめる人はごくわずかなのです。
そこで今回は、そんな「歯の寿命」とそれを延ばすための方法についてご紹介させていただきます。
◆歯を○○歳まで長生きさせよう!
歯の寿命は人間の寿命よりも短く、皆さんの年齢や健康状態に関わらず歯が抜け始めてしまう可能性はゼロではありません。
しかも、歯の本数が減ってしまうと、日々の食生活はもちろん、コミュニケーションや運動能力にも影響が及ぶなど、
身体にも様々な悪影響があらわれはじめます。
つまり、歯の有無は全身の健康に関係するため、皆さんの健康・寿命と歯の健康・寿命は異なるようで密接な繋がりがある
ということなのです。
このことから、厚生労働省と日本歯科医師会はとある目標を提唱しています。
ずばり、その目標とは「80歳まで20本の歯を残すこと」=「8020(ハチマルニイマル)運動」です!
◆「歯」が減れば「食べられるもの」も減る
私たちは日頃、お肉やお餅のように歯ごたえのあるものや、おせんべいのような硬いものなど、
実に様々な食べ物を口にします。
しかし、歯の本数が減ってしまうと、それらをうまく噛み砕けなくなってしまうため、
食べものが喉に詰まる原因になることもあります。
これまで「おいしく食べられた料理」が一転して「命を脅かす危険な食べもの」に変わってしまうのです。
◆豊かな人生は健康なお口から
日本人の平気寿命は男女ともに80歳を超えるようになり、これからも延び続けることが予想されています。
しかし、せっかく寿命が延びても、その時間を豊かに過ごせなくてはもったいないと思いませんか?
つまり、歯をより多く残し、お口の健康を保つことが鍵なのです!
豊かな人生は健康なお口から!と言っても過言ではありません。
健康なお口を保つためには、
歯の喪失の原因である「むし歯」や「歯周病」などの予防・早期発見・早期治療が必要不可欠です。
特に歯周病は、別名「沈黙の病」と呼ばれるほど、自覚症状の乏しい病気ですので、
気づいた頃には重症化していることも少なくありません。
歯周病を予防して、健康なお口を維持するために、
定期検診は欠かさずに、何か気になることがあればすぐに相談するようにしましょう!
皆さまの歯の健康を守るために、常に最善の診療を心がけて参りますので
本年もどうぞよろしくお願いいたします!