強い歯を作るための栄養素
みなさん、こんにちは。
菊水アロー歯科です。
今日は最高気温が28℃になるそうです。
最近は気温差が大きいので、まだまだ体調が暑さに慣れていないと思います。
体を暑さに慣れさせるには、適度に運動や入浴をし汗をかくのが良いと言われています。
電気代の高騰が気になるところではありますが、空調を上手に使って温度差が激しくならないよう注意していきましょう。
もちろん水分補給は大切ですので、のどが渇いたと感じる前に水分補給をしていきましょう。
さて、今回は『強い歯を作るための栄養素』についてお話します。
むし歯になりにくい丈夫な歯を作るためには、どんな食べ物が良いかご存知でしょうか?
一番に浮かぶのは恐らくカルシウムだと思います。
そうですね、カルシウムももちろん歯にとって大切な栄養素です。
歯を強くする栄養素はカルシウムだけではありません。
その他にもたくさんあるので、ご紹介します。
①カルシウム・リン
歯の再石灰化を助けます。
歯の再石灰化とは、むし歯菌によって歯の表面のエナメル質から溶け出したカルシウムやリンを、
お口の中の唾液によって元に戻す作用のことです。
乳製品、ひじき、小魚、桜えびなどに含まれています。
②たんぱく質
歯の土台である歯茎を作ります。
肉、魚、卵、乳製品などに含まれています。
③ビタミンA
歯のエナメル質を強くします。
かぼちゃ、ほうれん草、うなぎ、レバーなどに含まれています。
④ビタミンC
歯の内部組織である象牙質を強くします。
パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも、小松菜などに含まれています。
⑤ビタミンD
カルシウムの吸収を高めてくれます。
きのこ類、鮭などに含まれています。
⑥フッ素
歯を強くします。
歯科で塗布するフッ素は、食品にも含まれているんです。
わかめ、のり、緑茶などに含まれています。
⑦食物繊維
噛むことで唾液の分泌を促し、歯の表面をきれいにします。
ごぼう、れんこん、にんじん、レタスなどに含まれています。
かたくて飲み込むまでに何度も咀嚼するので【清掃性食品】と言われています。
強い歯を作るからと言って、同じ食べ物ばかりを食べていては意味がありません。
偏った食事をせず、これらの栄養素を含む食品をバランスの良く摂ることが大切です。
当院には管理栄養士が在籍していますので、栄養のことでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
また、これらを食べていればむし歯にならないというわけではありません。
食後はしっかり歯磨きをして、お口を清潔に保ちましょう。
残念ながら歯みがきだけでは落としきれない汚れがありますので、
定期的に歯科でチェックしてもらってくださいね。
バランスのよい食事をとり、健康なお口で楽しい毎日を送りましょう!