口呼吸になっていませんか?
みなさん、こんにちは。
菊水アロー歯科です。
日本一早い紅葉が見られるという大雪山では、今年は雪と紅葉が一緒に楽しめるそうです。
「夏が暑いと雪が多い」と言われますが、今年の冬はどうなるのでしょうね。
移り行く季節を楽しみながら、元気に冬を迎えたいですね。
さて、今回は『口呼吸』についてお話いたします。
◆口呼吸と鼻呼吸の違いとは?
普段、私たちが無意識のうちに行っている呼吸法には
・口呼吸
・鼻呼吸
の2種類があります。
無意識に口がポカンと空いて、口で呼吸をしていませんか?
口呼吸はあまり良い呼吸法とは言えません。
口呼吸をしていると冷たく乾いた空気とともに、細菌やウイルスなどの異物が直接肺に入ってしまうため、
鼻呼吸に比べて、病気にかかりやすくなります。
◆口呼吸はむし歯や歯周病の原因に…
口呼吸による影響は、それだけではありません。
本来、お口の中の「だ液」は、細菌や汚れを常に洗い流してくれる役割を果たしています。
しかし、口呼吸を続けているとだ液の量が少なくなりお口の中が乾燥状態になります。
乾燥状態になることで、むし歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。
口呼吸はお口の中や全身に、悪影響を及ぼします。
◆口呼吸による、さらなる悪影響
口呼吸による影響は、他にもたくさんあります。
・口臭の原因になる
・歯並びが悪くなる
・味覚障害を引き起こす
・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になる
このように様々なトラブルを招くため、口呼吸をしている方はぜひとも鼻呼吸に改善していきましょう。
◆「あいうべ体操」で脱!口呼吸
それでは、実際に口呼吸を改善するためにはどうすればよいのでしょうか?
専門の治療を受けたり、矯正器具を使うといった方法もありますが
まずはご自宅でも簡単にできる「あいうべ体操」をご紹介します。
【あいうべ体操】
1.「あー」と口を大きく開く
2.「いー」と口を大きく横に開く
3.「うー」と唇をとがらせ、口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出し、下に向けて伸ばす
1~4を1セットとし、食後に10セット、1日30セットを目安に行いましょう。
舌や口周りの筋肉を鍛えることで、口が不意に開くことを防ぎ、口呼吸の改善のほか、
いびきや誤嚥(ごえん)の予防効果も期待できます。
口呼吸は無意識に行っていることがほとんどなので、自覚症状がない方もいると思います。
ご家族や周りの方から指摘された方や、お口の渇きが気になる方は、ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。