むし歯よ、さらば!歯に良い食べ物ってあるの?
こんにちは。
近頃は朝晩冷え込むようになり、秋の気配を感じますね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、健康管理はとても大切です!
さて、健康を維持する上で、栄養バランスの取れた食事は欠かせません。
そして、バランスの良い食事は、身体だけでなく歯も丈夫にしてくれます。
そこで今回は、
丈夫な歯を保つためにバランス良く取り入れていただきたい
『歯に良い食べもの』をご紹介します。
〜歯を丈夫にする食べもの〜
「カルシウム」は骨だけでなく歯も丈夫にしてくれます。
歯の表面は、食事のたびにむし歯の原因菌によって少しずつ溶かされます。
その際に、カルシウムも溶け出してしまうのですが、だ液などの働きによって溶けた歯は修復されます!
これを『再石灰化(さいせっかいか)』といいますが、カルシウムが不足してしまうと再石灰化が上手くいかず、
歯が弱ってむし歯になりやすくなってしまいます。歯を丈夫にするためには、カルシウムは必要不可欠です。
そんな、歯を丈夫にするカルシウムは、
【 ひじき 】 【 小魚 】 【 昆布 】 【 わかめ 】 【 海苔 】 【 牛乳 】 【 チーズ 】 といった、
魚介類や海藻類、乳製品などに含まれています。
ただし、単純にカルシウムを多く摂取したからといって歯が強くなるわけではありません。
というのも、
カルシウムは吸収率の低い栄養素ですので、多く摂取してもそのほとんどは体内に取り込まれないのです。
しかし、「ビタミンD」を一緒に摂れば話は別です!
ビタミンDは、摂取したカルシウムの吸収を促進し、骨まで運ぶ働きをもっています。
ビタミンDは
【 カツオ 】 【 きくらげ 】 などの魚類やきのこ類に含まれています。
さらに、歯の表面を丈夫にするために必要な栄養素がもうひとつ!それが「ビタミンA」です。
ビタミンAは、歯の表面を覆う「エナメル質」という組織を強くしてくれます。
ビタミンAは
【 にんじん 】 【 かぼちゃ 】 【 レバー 】 などに多く含まれています。
そして、最後にご紹介するビタミンCは、エナメル質の下にある「象牙質」という組織を強くします。
ビタミンCは
【 パセリ 】 【 ピーマン 】 【 ほうれん草 】
【 イチゴ 】 【 みかん 】 【 レモン 】 などに含まれています。
象牙質は歯のほとんどを構成しており、いわば歯の主成分です。
象牙質を強くするために、ビタミンCもしっかりと摂るようにしましょう。
〜歯を掃除してくれる食べもの〜
「丈夫な歯をつくる」以外にも、歯にとって良い食べものがあります。それは、繊維質を多く含む野菜や果物です。
例えば、
【 レタス 】 【 セロリ 】 【 ごぼう 】 といった食材です。
このような食べものは何度も噛む必要があり、その際に歯の表面や粘膜についた汚れをこすり取ってくれます。
〜「食事」も「ケア」もバランスよく〜
「歯に良い食べもの」は今回ご紹介したようにたくさんありますが、食事だけでは歯を守れません。
むし歯や歯周病の予防には、ご自宅での適切なケアと歯科医院での定期検診が効果的です。
そして、しっかりと歯科医の治療や検診を受けても、「ご自身で行うセルフケア」を怠ってしまうと歯は弱り、
さまざまな疾患を引き起こしてしまうことになってしまいます。
食事もケアも好き嫌いせず「バランスよく」を心がけましょう!