こどもの歯はむし歯になりやすい!?
みなさん、こんにちは。
明日の札幌は20℃を超えるよいお天気になるようです。
この季節は朝晩の寒暖差が大きいため、『春バテ』になる方がいらっしゃるようです。
栄養バランスが摂れた食事を心がけ、適度な運動と睡眠をとり生活リズムを整えましょう。
さて、今回は『こどもの歯』についてお伝えしたいと思います。
こどもの歯は大人の歯に比べると虫歯になりやすいのはご存知でしょうか?
乳歯は一般的に生後6ヶ月ごろから生え始め、2~3歳までに20本生えてきます。
歯みがきは最初の1本が生えてきたときから始めてください。
ただあまり神経質になってしまうと、お子さんが歯みがき嫌いになってしまいます。
最初は歯ブラシになれることを目的に、朝晩のリズムを作ってください。
そして6歳~12歳くらいの間に、乳歯から永久歯に生え変わっていきます。
6歳頃に「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯が生えてきたり、
5番目までの歯は乳歯が抜けて入れ替わりで永久歯が生えてきます。
12歳頃に「12歳臼歯」と呼ばれる第二大臼歯(親知らずの手前の歯)が生えてきます。
そしてその奥に親知らず(第大三大臼歯)が生えます。
こどもの歯と言われる『乳歯』と大人の歯と言われる『永久歯』では、
むし歯へのなりやすさや進行の速さが異なります。
乳歯は永久歯に比べると歯の質が弱いので、むし歯菌が出す酸によって穴が空きやすいです。
さらに、永久歯に比べて乳歯の厚さは2分の1ほどしかないため、
むし歯になるとすぐに神経の近くに進行し、痛みも伴いやすいです。
永久歯が生えてきたとしても、生えたての永久歯は『幼弱永久歯(ようじゃくえいきゅうし)』といい、
まだ成長が不完全のため、むし歯になりやすいです。
むし歯を防ぐためにも、毎日の歯みがきが大切です。
お子さんご自身での歯みがきでは、生えたてで歯茎に埋もれた歯や、見えづらい届きづらい奥歯など、
上手く歯ブラシが行き届かずしっかりと磨くことができません。
そのためお父さん、お母さんが行う仕上げ磨きが必要になります。
お子さんが大きくなると仕上げ磨きをついしなくなってしまったり、嫌がってしまうかもしれませんが、
永久歯に生え変わるまでは仕上げ磨きをすることが望ましいです。
乳歯のむし歯はその後の永久歯にも影響がありますので、
定期的に歯科医院でのむし歯のチェックや、みがき残しを診てもらいましょう。
お子さんの生え変わりや歯並び、ご家庭での歯みがきなどのお悩みなどがありましたら、お気軽にご相談くださいね。