あなたのお口、マウスピースが必要かもしれません
みなさん、こんにちは。
菊水アロー歯科です。
先週は札幌でYOSAKOIソーラン祭りが開催され、大通周辺や札幌各地が賑わっていました。
全力で楽しむ踊り子さんを見ていると、こちらまで元気をもらいました。
マスクなしでの演舞は、笑顔が見られていいですね。
こういったお祭りやイベントがこれから復活していくことに、大変嬉しく思います。
みなさんも楽しんでくださいね。
さて今回は【歯ぎしり・食いしばり】について、お話します。
皆さんの中で歯ぎしりや食いしばりをするという方はいますか?
ほとんどの方は自覚症状がないので、もしかしたら気づいていないのかもしれません。
現代はストレス社会。
増加するストレスの影響で、歯ぎしりや食いしばりをする方が多くなっています。
では、なぜ歯ぎしりや食いしばりはいけないのでしょうか。
正常な場合、上と下の歯が接触している時間は1日の間に15~20分程度と言われています。
食事の時間も含めなので、かなり短いと思いませんか?
歯ぎしりや食いしばりがあると接触時間が数十倍にもなることがあります。
そうなると、歯やあごに過度な力がかかり、様々な以上が引き起こされます。
悪影響①「顎関節」
歯ぎしりや食いしばりによって顎に過度な負担がかかると、顎関節症が誘発されることもあります。
「あごがだるい」「あごがカクカク鳴る」「口を開けにくい」などの症状がある方は要注意です。
悪影響②「筋肉の痛み」
顎関節症とも関連することもありますが、歯ぎしりや食いしばりは口の周りの筋肉を過剰に緊張させます。
「朝起きると頭が痛い」「肩や首がこる」「顔や頭の筋肉が痛い」といった方は要注意です。
悪影響③「知覚過敏・歯のヒビ・破折」
歯に過度な力がかかると、ヒビが入ったり、割れたり、しみやすくなったりします。
特に多いのが、冷たい水や歯ブラシの刺激でしみる症状が出る「知覚過敏」と言われるものです。
知覚過敏も噛み癖が原因で起こることがありますので、
「歯がしみやすい」、「最近しみるようになった」という方は注意が必要です。
また寝ているときだけではなく、集中しているときなど無意識に奥歯を噛みしめる癖がある方は、要注意です。
歯ぎしりや食いしばりがある方は、マウスピースによる治療を行うことが多いです。
歯を削らないので歯に優しく、夜寝るときにつけるだけつけるなど使用はとても簡単です。
頭痛や肩こり、首が痛いなどがあるように、歯ぎしりや食いしばりは、お口の中だけではなく体全体のバランスを崩します。
マッサージをしてもなかなかよくならない方は、歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。